代表挨拶・経営理念
自分が人生を懸けてしたいこととは何でしょうか。
私の場合、という意味で少しだけご挨拶を申し上げます。
私の福祉業界でのキャリアは、某特別養護老人ホーム内ショートステイ事業所で、一介の介護職として始まりました。利用者様の身体のこと、ケアのことその他すべてに於いて、無知でした。それでもその後、徐々に経験を積み、介護支援専門員(ケアマネージャー)として勤めることとなります。しかし、何か違いました。これが大きな「疑問」に変わったことがきっかけでした。
株式会社WFB(welfare business)を起ち上げたのは、そんな「疑問」が「課題」となり、私自身の力で解消したいと突拍子もなく考えたからです(因みにWFBは「福祉産業」と私が勝手に造語したものの略字です)。今や福祉は産業として確立していますが、今の福祉の形だけでは利用者様、その家族様、またそこに関与する福祉関係者とその家族を十分には守れない。これだけそれぞれが大変な思いをする中でサポートが満たないのは一体何が足りないのか。これを解消するにはこれまでの専門知識を活かしながら今までにない福祉の形を幾つか、本気で生み出そうとする存在が必要だと考えました。これを実現するためとして、この企業理念を定めました。
「生活を守る」
利用者様本人は好んで具合が悪くなるわけではありません。利用者ご家族様は好んでその環境に身を投じるわけではありません。福祉関係者も、選んだ仕事は福祉でも、生業としたからには生活が成り立たなければ続けられません。
それぞれが当たり前に生活できることが当然であり豊かになって良い。その当然は全ての人に当てはまる。だからこそ、関わる誰もが今よりも生活の質を向上でき、傷つかない形があって良い、あるべきだ。その担い手がいれば良い。それを弊社の手で創造していきたい。これが「生活を守る」に込めた「想い」です。
自分が人生を懸けてしたいこと。私の場合というよりも弊社の場合というべきでしょうか。手の届く領域は広くはないかもしれない。それでも、その限られた領域の中だけでも誰かを守れる環境を創造したい。少しでも早く、広く。そんな活動をしています。
弊社は若輩者の集まりかもしれませんが、尽力して参ります。御指導、御鞭撻の程、宜しく御願い致します。